こんにちは、藤原です。
ビジネスは下手な人は、
何でもかんでも正直に話せば、
「正直者と思われ信用される」
という神話を持っています。
しかし、
話すことでかえって信用を失って
しまうケースがあるということです。
この人間心理を間違えたまま
突き進んでしまうと、努力とは
裏腹にお客様から嫌われる存在に
なってしまうので要注意です。
とは言え、
このままではなかなかイメージが
つかないと思いますので、
事例をもとに解説していきます。
例えば、
春にはマッサージ店の開業を検討し
その間のつなぎでアルバイトを別で
行っている人がいたとします。
もちろん、この考えは間違ってないし
起業後の資金の足しになるので
ギリギリまでアルバイトを行うのは
むしろいい考えとも言えます。
が、
しかし、これはお客様には関係なく
むしろそれを伝えることでマイナスに
なり得るということです。
これは少し考えれば分かりますが、
あなたがお客様の立場で考えた場合、
アルバイトを昼間やっている人に
施述を受けたいと思うかということです。
おそらく大半の人は、
こういうアルバイト掛け持ち人間の
ことをプロとは呼ばず
「なんとなく筋を痛められそうな」
そんな気にすらさせてしまいます。
それが、
本当は凄腕の持ち主であってもです。
では、どうしたらいいのか?
ということですが、
『嘘をつかず不利な発言はしない』
ということです。
今回のケースで言えば、
昼間は4月まで全て埋まっています。
夕方の16時以降であれば、
ご予約をお受けできますが、
ご希望の日付はお決まりですか?
と言えばいいだけです。
ただ、ここでのポイントは、
「昼間は4月まで埋まっている」
と言っただけで、
それが、マッサージの予約なのか
それともアルバイトの予約なのかは
一言もいっていないということです。
このように言うことで、
この人は、3ヶ月先まで予約が
埋まるほど凄腕の先生にも見えますし
今、予約を入れなと夕方もすぐに
埋まってしまうような気にもなります。
このように、不利な発言を避け
事実だけを言うことで、
マイナスをプラスに変えることが
できました。
実は、これは実際にあった
僕の顧客の事例だったわけです。
が、
この方が、その後どうなったのかというと
今はアルバイトに行く必要もなく無事開業し
お客様が殺到する人気店となりました。
しかし、
あの時、バカ正直にアルバイトの
話をし続けていたとしたら、
今の成功はなかったと思います。
それだけ人は言わずとも、その人の格や質を
言葉から察知し、ファンになるか、それとも
立ち去るかを本能的に決める生き物だという
ことです。
さて、あなたはこの話を聞き、
不利な発言をお客様の前でしていませんか?
もし、知らずに発言しているとしたら
地雷を自ら埋め、踏んで歩いているのと
同じことなので是非とも注意してください。