こんにちは、藤原です。
あなたは、不思議に思うことはない
でしょうか?
人はなぜ、給料のことでグチグチ言い
お金を多く渡せば、サボりがちになる
こういった不満を感じる経営者さんも
多いと思います。
ただ、
会社が苦しいときは昇給したくても
できない
だったり、
逆に、儲かったときは、ボーナスの
上乗せまではいかずとも大玉を出し
社員にも還元している
にも拘らず、その思いとは裏腹に、
ようやく戦力になったころ、
「すみません。会社を辞めます」と
言い出す社員が出てきてしまうのか?
これは人を使う以上、永遠のテーマ
でもあり拭いきれない課題でもあります。
ただ、
このような現状は、あなたの行動や
言動が引き起こしているということに
早く気づかない限り、この問題は一生
繰り返されます。
このように言うと、
「どういうこと?私がいけないの」
と思うかもしれませんが、そうです。
このように社員がお金でしか働かなく
なるのは、やはり経営者の考え方に
よって変わるのです。
では、どうすれば同じ社員でも
お金ではない働き方をするように
なるのか?
それは、
「良い時は花を持たせ、悪い時は保障する」
ことです。
詳しくお話ししていきます。
人は悪い時は、皆を巻き添いにし
良い時は、皆にも還元する
と言うことをしてしまいます。
しかし、
そもそも、この考え方自体が間違って
いるのです。
それは、なぜかというと、
これでは、お金が「舵取り」になって
しまいます。
ようは、
お金だけの関係が、この時点で
出来上がってしまっているのです。
これでは、会社にお金がなくなったら
去るのは当然です。
しかし、
先ほど言ったように、逆で考えると
まったく違った感情が生まれるのが
分かると思います。
少し想像してください。
もし、あなたが給料をもらう立場で
「悪い時に保障してくれる」会社が
あるとしたら、どう感じますか?
イメージするために少し比べてみます。
・景気が悪くてすまん。このままだと
会社は倒産するから来月から減給だ。
・今月は過去最低売上だったが来月また
頑張ってもらうために、これ少ないが
家族で食事でも行ってくれ
これを比べて、どう感じますか?
同じ出来事とは思えないほど、相手に
与える印象がガラリと変わると思います。
では、良い時の例も見ていきます。
ただ、
「良い時は花を持たせる」といっても
少し分かりにくいと思いますので、
まずは、解説からしていきます。
一番、分かりやすい例は、
「人前で褒める」ということです。
その他にも、
あなたが根幹の部分を抑えたことで
成果に繋がったとしても出しゃばらず
「その人のお陰で成果が出た」
とみんなの前であえて発表するのです。
このようにすると、
その人の自信にも繋がりますし
次は、もっと頑張ろうと思うように
なります。
こちらも少し比べてみます。
・今月はよくやった、これは俺の存在が
大きかったと思う。是非、見習ってくれ。
・おめでとう。今回の企画は、大成功だった。
これは、◯君の頑張りが大きかったと思う。
みんな◯君に大きな拍手を。パチパチパチ
いかがでしょうか?
このように多くの人はお金以外の部分にも
価値を感じ、充足感を求めています。
だから、
その欠けている箇所をお金以外の部分で
埋めてあげると、お金ではない価値を
あなたや会社に感じるようになるのです。
それが、
「良い時は花を持たせ、悪い時は保障する」
ということです。
ただ、このように言うと、
「それができたら苦労しないよ」
という人がたまにいますが、そういう人は、
経営視点が乏しく未来を考えていません。
なぜなら、
最低限会社を運用するための内部留保が
ない会社は、会社とは呼べません。
これは人間でいえば血液と同じことなので
体の中に血が1滴もなくなってしまったら
生き続けることはできず、即死します。
これは会社における内部留保も同じことで
悪い時にも原動力を与えれるキャッシュは
最低限確保しておくことです。
その僅かばかりのキャッシュが、社員の
やる気とモチベーションを引き起こします。