<藤原 通信514>お客様を「殺す手法 vs 生かす手法」

こんにちは、藤原です。

あなたは、銛を片手に魚を刺し殺す
ようなことはしていませんか?

これをビジネスで例えると、
「プッシュ型」に該当するのですが、

言ってしまえば、お客様を後ろから
尾行し、一気に“グザッ”と銛で刺す
行為と何ら変わりありません。

当然、刺しどころが悪ければ、
その魚は即死し、二度と生き返る
ことはありません。

一方、「プル型」というものも
あります。

これは、この例に当てはめてお話し
すると、釣りのようなものです。

釣竿に糸を垂らし
企画という餌をつけ待つ。

そして、

その企画に興味ある魚が食いついたら
引き上げるといったものです。

こちらの場合、キャッチアンドリリース
という言葉があるように、

釣ったとしても、よほどのことがない限り
死ぬことはなく自分の池で飼育することが
できます。

これは、ビジネスの世界でも同じです。

1回で刺し殺す
焼畑農業的にビジネスを行うのか。

それとも、

興味ある企画を何度もアプローチし
その都度、餌を食べてもらうのかの
違いです。

このように言うと、

プル型の方がいいのではと
思えてしまうのですが、

どちらがいいとも言えません。

なぜなら、

プル型の場合、対象とするお客様が
餌に気づかないケースがあります。

というより、

お客様の目の前にその餌を差し出す
ことができないケースというものが
あります。

例えば、

そのお客様が見ている媒体が
そもそも存在しないとか、

あったとしても広告を掲載することが
できない環境にあるとか、

様々なケースがあるのです。

その場合、

プル型には限界があるので
プッシュ型に頼るしかありません。

ただ、

その場合、刺し殺すと大変なことになる
ので組み合わせるという方法もあります。

郵送DMなどのプッシュ型で、
ファーストアプローチし、

そこに検索してもらいたいキーワードを
記載することでプル型に
移行させるというものです。

このように組み合わせをすることで、

お客様自身の意思で、こちらに来て
もらうことができますので、

はじめはプッシュ型だったとしても、
刺し殺すのではなく、

背中をトントンと叩き
「こちらにお好みの餌があるよ」
と伝えることができ、

無理なく、
あなたの世界に引き込むことが
できます。

さて、あなたはこの話を聞き、
どちらで行いますか?

それとも、今回のように
組み合わせますか?

プッシュとプルの組み合わせが
売上の最大化となります。

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