<藤原 通信748>会わない価値

こんにちは、藤原です。

接触頻度を高めると人は心を許し
信用する傾向にあります。

その典型が、「美容院」です。

大半の人は、

同じ美容院かつ同じ美容師に
髪を切ってもらいます。

しかも頻度は、毎月2時間は
固定で通うことになります。

すると、、、

凍っていた氷は溶け始め
徐々に心を許すようになります。

ただこれは、

営業でも同じことが言えます。

特に用事がなくともただ会いに
行くだけで、信用を得ることは
できるわけです。

が、

ただ会うだけでは、信頼される
というところまではいきません。

大切なのは、

何かを提示することで、その先の
「小さな成功体験を感じてもらう」
ことです。

それが、信頼に変換され強固な
人間関係を構築することに繋がります。

が、

しかしこの手法は確かにパワフルな
方法ではあるわけですが、

誰もができる方法であるため権威性を
勝ち得ることまではいきません。

そこで今回は、

権威を勝ち取りながら価値を届ける
方法をお伝えしていきます。

その前に、少し想像してください。

日本の総理大臣が、近所の居酒屋で
生ビールを飲んでいたらどう感じますか?

きっと始めは感動するかもしれません。

が、

5分もしたら権威も凄さもなくなり
「結局、総理も一般人と変わらない」
と感じるはずです。

では、どうして同じ人物にも拘らず
テレビで見るのと実際に会うのとでは
感じる印象が異なるのか?

それは、

その人に抱く印象であり「距離感」です。
言い換えれば、「希少性」とも言えます。

人は会えない距離感が価値となり
想像を広げます。

その典型が、芸能人なわけですが、
これは講師などの先生業も同じです。

ステージ上ではオーラを放ちカッコいい
姿の講師でも

ステージを降りれば、所詮凡人です。

であるのであれば、

ステージ以外では会わないのも1つです。

なぜなら、

会わないことが講師の価値を高め
高額をチャージすることができます。

それは、なぜかというと、

人は気軽に会えると親近感を感じる一方で
価値を軽視する傾向があるからです。

だから、

会えないということも1つの価値なのです。

ただこのように言うと、

「芸能人や講師だけに限ったことでは?」

と思うかも知れません。

が、そうではありません。

少し想像すれば分かりますが、

電話したらすぐ飛んでくる営業マンに
価値を感じますか?

きっとパシリにはちょうどいいかも
しれませんが、

それ以上の価値を感じることはないのです。

だから、

今後、顧客先からプロとして扱われたい
と願うのであれば、

犬のようにすぐ飛んでいかないことです。

なぜなら、

営業先の部長に媚を売っている間は
先方は、あなたをプロとは感じず

言えば値下げする安い業者の1つとして
雑に扱われるようになるからです。

だから、

距離感と希少性も少し意識しつつ
価値を届ける存在になることが大切です。

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