<藤原 通信680>商品を売るな「リソース」を売れ

こんにちは、藤原です。

お金儲けが下手な人は、
商品を売ることをします。

が、

お金儲けが上手な人は、
商品を売ることをしません。

なぜなら、

商品には本質的価値はないと
知っているからです。

では、何が本質的価値なのか?

それは、

商品の先にあるお客様が感じる
「願望」や「結果」です。

ということは、

お客様の立場で見た場合、
その願望や結果が手に入れば

極論、商品などなくとも
喜んでお金を払い満足する
というわけです。

ただ、ここまでは

何度も繰り返し言ってきたので
分かっている人も多いと思います。

が、

それであってもお金持ちと貧乏人
とで分かれる理由は、ただ1つ。

それは、

商品単体ではなく、すべての
リソースを自分の提供物として
商品化できているかどうかです。

例えば、
スペイン語を教えるスクールを
日本人向けに開講していた方がいます。

これだけを見ると、

「スペイン語を教えるスクール」

が商品のように感じますが、
それは貧乏人の発想です。

なぜなら、

英語ならまだしも普通に考えて
スペイン語を学びたいと考える人は
ほんの一握りです。

ということは、

スペイン語単体では売れたとしても
たいした売り上げを上げることは
できません。

しかし、この方は違います。

ゼロから始めてわずか1年で1億円を
越えるビジネスを構築することに
成功しました。

このように言うと、

「そんなにスペイン語というのは
 人気があるの?」

と不思議に思う人もいるかもしれません。

が、

しかし、先ほども言ったように
スペイン語単体では、大きな
売上げを出すことはできませんし、

仮に売れたとしても膨大な広告費が
かかり利益など残ったものではありません。

しかし、この方は違います。

広告費の10倍以上の売上げを出すため
この売上げはほぼ利益だということです。

では、スペイン語が商品ではない
としたら、何を売ったのか?

それは、

彼が持っているリソースをすべてまとめ
パッケージ化し販売したということです。

ただ、そうは言っても、

なかなかイメージすることが
できない人も多いと思いますので
この方のリソースの一部をご紹介します。

・世界のエリートとの人脈
・国際レベルの通訳・翻訳案件
・国際案件で培った数々の実績
・中南米コロンビア在住
・ANAダイヤモンド会員

などなどです。

ただ、

「これを見ると、スペイン語とは
 関係ないものも含まれているけど・・」

という人がいますが、

ここに羅列したもので関係ない
ものなど1つもありません。

すべて関連があり彼を支える
強固なリソースなのです。

例えば、

=============
・世界のエリートとの人脈
=============

というものは、海外で何らかの
ビジネスを行うとしたら、
なくてはならない存在です。

その他にも、

=============
・ANAダイヤモンド会員
=============

などは、

「これはさすがに関係ないでしょ」

と思う人もいるかもしれません。

が、

スペイン語を学ぶということは
海外ツアーなども商品化することが
できますので、

その際、

海外激安ツアーとして商品化するのと

「海外セレブツアー」

としてリリースするのとでは相手に
与える印象が大きく変わってきます。

ただこれは、

この方が作ったサービスではなく

飛行機のANAの上級会員になることで
得た権利を上手に自分の商品の中に
組み込んだだけにすぎません。

ただ、この権利を組み込むことで
強烈なエッジがかかったことは
誰が見ても分かると思います。

このように、

リソースというものは持っていなければ
誰かから借りたり、物によっては買う
こともできますので、

「自分には1つも誇れるリソースはない」

というのではなくどうしたら関連ある
リソースを増やすことができるのかな?

という視点を持つことでこれまでとは
違った世界に触れることができるように
なります。

なぜなら、

リソースとは、その人自身の人生であり
これまで培った過去そのものだからです。

PAGE TOP