<藤原 通信503>完璧な戦略であっても反応がゼロになる理由

こんにちは、藤原です。

何か施策を行う際に、1回目から
成功すること前提で考えている人が
あまりにも多いように感じます。

しかし、

ビジネスは、「掛け算」です。

戦略・ターゲット・状況・時期・商品

などなど

これら様々な要素が重なり合って、
成果が生まれます。

そして、

忘れてはいけないのが、
このうち1つでもかけると、
反応がゼロになるということです。

少し、事例を見ていきましょう。

元気な小学校3年生の男の子のお母さんに
世界最高基準の風邪薬を差し出したら
買うでしょうか?

おそらく、買う確率は極めて低いはずです。

しかし、

その子供が風邪で寝込んでしまったら
どうでしょうか?

おそらく、世界最高基準の
薬でなくとも買ってしまいます。

ターゲットは変わらないにも拘らず、
風邪の時には、多少、商品の品質が
悪くても、買ってしまうのです。

なぜか?

もうお分かりかと思いますが、
今回のケースでは、「ターゲットの状況」
いう要素が成否を分けました。

しかし、

販売者は、商品にしか目を向けません。

もう一度、先ほどのいくつかの要素を
思い出して頂きたいのですが、商品を
あえて一番最後に書きました。

その理由は、

お客様は商品に対するプライオリティーは
一番低いからです。

先ほどの例を見ても分かるように、
時期や状況によっては、多少品質が悪くとも
手にしてもらえるということです。

ただ、もしあなたがリピートするような
商品だったり、次の高額商品に繋げたいと
考えているとしたら、商品にフォーカス
しなければいけません。

そう、戦略が違うのです。

新規客は、商品をまだ使っていないので、
その善し悪しが判断できません。

しかし多くの会社が勘違いしているのは、
まだ使ってもいない人に意見を求めることです。

これは、意味がありません。

商品を改善したいのであれば、
リピートや高額商品に繋がる人に
意見を聞き反映しなくてはいけません。

すべての施策を、ごっちゃに考えていたら、
無駄で意味のない改善策を講じるだけです。

新規客と既存客は、同じターゲットで
あっても視点や受ける印象が異なります。

ビジネスは、「掛け算」です。

他がすべて完璧であっても1つ
ズレるだけで反応はゼロになります。

ですので、すべての要素を
もう一度再確認してください。

もし、タイミングを今にしたければ、
伏線を打ってから販売をしてください。

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