<藤原 通信738>次の商品を提案しないことでの悲劇

こんにちは、藤原です。

多くの人は、ビジネスを誤解しています。

その1つが、商品を売った後に

「別の商品を売る」

のは悪い奴という思い込みです。

しかし、

それは、間違いであり思い込みです。

なぜなら、

提案しないほうが、むしろ悪であり
お客様の現実を考えることのできない
無頓着野郎だからです。

それを今から証明していきます。

あなたは友達のプレゼントを買う
ためにデパートに出向きました。

商品を選び、レジでお会計をします。

が、

梱包については一切聞かれることが
ありません。

そこで、心配になったあなたは

「プレゼント用の梱包をお願いできますか?」

と店員に尋ねると、その店員は
怪訝そうな顔をして

「当店は、取り扱っておりません」

と回答してきたのです。

そこで仕方なく東急ハンズに出向き
自分で梱包したはいいのですが、

慣れない手つきで行ったせいか
しわくちゃとなり台無しです。

このような経験をしたことがあると
いう人も何人かはいるとは思います。

が、

なぜ、このような悲劇は起きてしまったのか?

というと、

それは、お店がお客の用途を考える
ことなく商品にしか目を向けることが
できなかったからです。

しかし、このケースの場合は、
商品だけがあっても不十分です。

なぜなら、

商品+梱包がセットとなって
はじめてプレゼントとして
完成することになるからです。

だから商品を買ったあとに

プレゼント用の梱包を提案しないのは
むしろ「悪」なのです。

しかし売ることに対して抵抗を感じたり
ビジネスを誤解している人はというと、

この当たり前のことを当たり前として
考えることができなくなっています。

もちろん、

このように分かりやすい事例を出せば
商品を買ったあとに梱包を提案しないのは
不親切だということは理解できるわけです。

が、

自分のビジネスとなると弱腰になって
しまう人ばかりです。

しかし、この事例を見ても分かるように
あなたが次の商品として提案しなければ

そのお客は別のお店に行き不足してものを
買いに行かなくてはいけません。

ただこれは梱包に限ったことではありません。

ケーキ屋さんであれば、ケーキにマッチした
ハーブティーを提案してもいいし

家のリフォームであれば、家にマッチした
家具を提案することもできます。

あと、それを受けるかどうかは
お客の選択となりますが、

あなたが提案しないことには

「お客様は選ぶことすらできない」

ということです。

そして不便を感じたお客はあなたに
断りの電話を入れることなく

ライバル店からきた営業マンに媚を売り
あなたの存在を忘れられてしまいます。

これでは、お客が他社に取られても
仕方ありません。

が、

これはお客が悪いわけでもライバル店の
営業マンがいけないわけでもありません。

いけないのは、お客の次の願望を無視し
提案していないあなた自身だからです。

だから、お客様のことを本気で考え
他社にお客を奪われたくないという
のであれば、

お客の願望やその先の未来を考え
ドンドン積極的に提案することです。

ここでのポイントは、売るのではなく
お客様の未来をもっとよくするための
提案だということです。

この考えを持つことができれば、
次の商品を売ることに抵抗を感じる
ことなく

むしろ提案しない方が悪だと感じる
ようになるはずです。

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