<藤原 通信565>思いとコンセプトを混同しない

こんにちは、藤原です。

あなたは、こんなホームページの
キャッチコピーを見たことはない
でしょうか?

「お客様が輝く未来のために」

何とも耳障りがよく誰も傷つける
ことはありません。

が、

しかし、このコピーを見て、
その会社のお客になりたいと思う
人がいるかどうかということです。

間違いなく1人もいません。

にも拘らず、

このような眠たいコピーを書き
エゴを満たすことに満足している
人がいます。

では、なぜこのようなことが
起きるのか?

それは、

思いとコンセプトを混同して
しまったことが大きな要因です。

コンセプトというとカタカナなので
誤解してしまう人がいますが、

日本語でいうと、

「コンセプト=切り口」です。

ようは、

商品をどの角度から見せてどう表現し
販売していくかということなのです。

この観点から見ると、

先ほどの眠たいコピー

「お客様が輝く未来のために」

がいかにズレているかが分かると
思います。

これは、コンセプトではなく
単なる「思い」です。

ただ、その思いも本心でなければ、
すぐに見透かされてしまいます。

お客様は、バカではないのです。

だから、

今回のような思いを書いている人は
そもそも、コンセプトと勘違いして
いないかを、もう一度チェックして
ください。

そこが、そもそもズレてしまうと、
いくらいいメッセージを投げかけても
お客様の心に響くことはありません。

コンセプトとは
入口出口を明確にして
誰がどうなれる可能性があるのか?

を明記したものです。

PAGE TOP