<藤原 通信498>値下げ前に「層」を意識しろ

こんにちは、藤原です。

あなたは、商品が売れないとすぐに
「値下げ」の文字が脳裏を過る体質
になっていないでしょうか?

しかし、

値下げは、最終手段であり、
「バカが行う行為」だからです。

そして、

安売りをすぐに考えてしまう人が
陥る罠がもう1つあります。

それは、

安いからという理由だけで、
お客様が商品を買っている
ということはありません。

その証拠に、

日本の100円ショップの
クオリティーは世界から見ても
品質がよく最高な商品です。

しかし、

安いからといって、すべての商品を
片っ端から手に取ることはありません。

だから、

値下げだけはしてはいけないのです。

なぜなら、

大企業のようにボリューム戦略が
できない中小企業や零細企業、
個人事業主が価格戦略を行った
ところで勝算などないからです。

では、値下げせずにどういった視点を持ち
今後、生き抜いていけばいいのか?

それは、

そもそも、価格帯ごとに「層」が
いることを知ることです。

例えば、住宅の場合、

・1億円
・5000万円
・3000万円

といった具合で、それぞれの
価格帯が販売されています。

しかし、

1億円の人が3000万円の
家を内見することはありません。

なぜなら、

同じ家であっても層が異なるからです。

しかし、販売に自信のない営業マンは
すぐに値下げすることを考えてしまう
のですが、

その値下げ行為が相手に不安を
与えることになります。

例えば、

あなたは5000万円の家を
内見したとします。

その際、

デザイン性も気に入り、環境も最高
駅近で、近くに公園もあり子供を
育てる環境も文句無し。

そんな時、

営業マンが、こうあなたに囁きます。

この5000万円の住宅ですが、
今、ご契約頂ければ1780万円と
なりますが、いかがでしょうか?

こうあなたが言われた場合、
どのように感じるでしょうか?

おそらく、

ラッキーとは思うことなく、
「この家、大丈夫?怪しくない」と
感じたはずです。

そうです。

このように値下げをするということは
相手に不安を与えいらぬ心配をさせる
だけです。

だから、

値下げを考えるのではなく別の「層」
にアプローチするこはできないかを
考えてください。

これは、初回限定のクーポン戦略も
同様です。

はじめに、あまりに安くしてしまうと
下級層を集めてしまうので、

その後の成約に大きな影響を与えて
しまいます。

ですので、

初回だから大丈夫と考えると
大火傷する可能性もありますので、

どの層を狙うかによって
価格決めには十分気をつけてください。

逆にどの層も狙いたいなら
松竹梅の3つの価格を用意しておき、
相手の金額感を聞いて

その中から1つだけを
提示してください。

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