ゼロセン!藤原です。
0から商品を販売していくために捨てるべき常識2つめです。
それは、「顧客の言うことをきく」です。
・お客様満足度No.1
・顧客第一主義
企業のテレビCMやウェブサイトでよく見る言葉です。
あなたも社員に対し「顧客第一主義で行動しよう」という話をしたことがあるんじゃないでしょうか?
これは間違いです。
なぜなら、
お客さんは本当に自分が欲しいものを分かっていない
『顧客の言うことをきく』というのは、突き詰めれば「お客さんが言っているものを提供しよう!」という考え方です。
でも『お客さんが求めているもの』と『お客さんの為になるもの』は多くの場合、異なります。
例えば、営業代行。
お客さんが求めるものはなんでしょうか?
自社の代わりにアポイントを取ってきてもらうこと?
自社の代わりに営業し契約を取ってきてもらうこと?
それ、本当にお客さんが欲しいものでしょうか?
口ではアポが欲しいです、契約が欲しいですと言います。
でも本当に欲しいのは『費用対効果が良く、継続的に、自社でアポイントと契約が取れる仕組み』ではないでしょうか?
人に魚を与えると1日で食べてしまう。 しかし人に釣りを教えれば生涯食べていく事が出来る
老子が言ったとされる言葉です。
つまリお客さんが「欲しい!」と口にするものは『魚』であり、本当に必要なものは『魚の釣り方』です。
極端な言い方をすると、お客さんはウソをつくのです。
しかも、お客さんはウソをついていることに気付いていません。
「アポが欲しい!契約が欲しい!」
と本気でそう思い、言っているのです。
私が勤めていたCCCという会社でTSUTAYA創業者の増田宗昭氏が社員に語っていた言葉があります。
顧客の言うことを聞くな、顧客のためになることをなせ
これをあなたのビジネスに置き換えて考えてみてください。
こちらの方がお客さんの為になるよね?
ということがあるはずです。
本当に必要なものに気づかせてあげることができるはずです。
お客さんの為になるものは、お客さんが欲しいものではない場合が多い。
だから、お客さんの「欲しい!」に従う『顧客第一主義』では商品は売れ続けないです。
というわけで【捨てるべき常識】顧客第一主義
*「営業代行は必要ない」と主張したいわけではないので、ご理解の程よろしくお願いします。